First Examination 初診から妊婦健診まで

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初診から妊婦健診まで

妊娠反応検査・受診のタイミング

今まできちんと来ていた生理が1週間遅れるようであれば、ドラッグストアなどで売っている妊娠検査薬で検査しましょう。検査結果が陰性であれば、生理が来るまでの間、1週間毎に検査を繰り返してみて下さい。妊娠反応が陽性になれば受診しましょう。

受診のタイミングは生理が順調な方は生理予定日の1週間後、前回の生理初日から数えて妊娠5週目の前半を目安にしてください。 遅すぎると異所性妊娠などの異常妊娠であった場合は命に関わるため早めの受診を心掛けましょう。

妊娠反応が陰性のまま2-3ヶ月の間、生理が来なければ受診を検討してください。生理不順の方は妊娠に気づきにくいため、注意が必要です。

初診 妊娠5週頃

初診では、問診、尿検査を行った上で経腟超音波検査を行い、子宮内妊娠を確認します。

この段階で子宮内に胎嚢が見えない場合は、血液検査(HCG測定)を行う場合もあります。また、必要によっては近い間隔での受診をしていただくこともあります。

妊娠7週頃

経腟超音波検査を行い、胎芽の大きさと心拍を確認します。

つわりの症状も確認します。ひどい場合には尿検査を行いそれにより補液加療も相談します。制吐薬、ビタミン製剤や漢方なども症状改善に有用とされているため、症状により処方をします。

妊娠9週頃

経腟超音波検査を行い、胎児の大きさと胎児心拍を確認します。

最終月経と胎児の大きさから予定日を決定します。

予定日が決定したら妊娠届出書を書いてお渡しします。ご本人の住民票のある場所で決められた場所(山口市であれば山口市保健センター・小郡保健福祉センター・秋穂保健センター・阿知須総合支所・徳地保健センター・阿東保健センター)で母子手帳が交付されます。次回の診察より妊婦健診となりますので、母子手帳と妊婦健康診査受診票をご持参ください。

妊婦健診について

妊婦健診は、お母さんの健康とおなかの赤ちゃんの発育をみるために大切な健診です。

順調なようでも、自覚症状がなくトラブルが隠れていることもあります。

定期的な検診を受けることで、安心安全な出産を迎えましょう。

妊婦健診の受診回数

  • 妊娠初期〜23週まで・・・1ヶ月に1回
  • 妊娠24週〜35週まで・・・2週間に1回
  • 妊娠36週〜40週以降・・・1週間に1回
  • 妊娠40週以降・・・必要に応じて

主な検査スケジュール

健診で行う検査
毎回
体重測定、血圧測定、尿検査(糖、蛋白)、
浮腫の確認、超音波検査
11~13週
初回妊婦健診
子宮頸部細胞診
血液検査
経腟超音波検査
14〜23週経腹超音波検査(この時期から赤ちゃんを診るのはお腹からの超音波になります)
精密超音波検査
24〜29週血液検査(貧血、血糖値)必要に応じて75g OGTT
クラミジア検査
経腟超音波検査
経腹超音波検査
妊娠中の過ごし方や心身ともに注意する症状、出産準備などの妊娠中の指導を行います。
30〜33週経腹超音波検査
精密超音波検査
34週~36週分娩や入院中の生活などについてのお話
GBS検査
経腹超音波検査
36週以降血液検査(貧血)
NST(ノンストレステスト)
必要に応じて内診

胎児超音波検査について

当院では最新の超音波検査装置で赤ちゃんの詳しい様子を観察していますので、より一層赤ちゃんの成長を感じとっていただけます。

一般超音波検査

通常の妊婦健診で行っている超音波検査のことです。推定体重を測ったり羊水量や胎動を見たりすることです。胎盤の位置の確認や子宮口の状態などの確認もこの範疇に入ります。目的は、赤ちゃんの発育の評価、well beingの評価、前置胎盤や切迫早産徴候の確認などです。

妊婦健診2回目以降当院では毎回お腹から赤ちゃんを見る超音波の検査を行います。

通常、超音波の検査で公費の補助が受けられるのは全妊娠期間で4回となっています。[妊娠初期~妊娠23週(2回)、妊娠24週~妊娠35週(1回)、妊娠36週~出産まで(1回)] 

それ以外の妊婦健診時にお腹から赤ちゃんを見る超音波の検査については、当院では追加の費用をいただいておりません。

精密超音波検査

赤ちゃんの先天的な形態異常などを確認する超音波検査を精密超音波検査といいます。施設によっては、胎児形態スクリーニング、胎児エコーなどとよばれるものです。

当院では妊娠20週前後と妊娠30週前後に施行しています。特に追加の費用はありません。精密超音波検査をご希望がない方は一般超音波検査に替えさせていただきます。

全てがわかるわけではありませんが先天的な赤ちゃんの問題や胎盤の異常を見つけ、出産前から適切な準備をすることを目的としています。

4D超音波検査

赤ちゃんの顔や動きなど観察できます。赤ちゃんの向きや位置によっては全く見えないことがあります。

(外表の異常を見る際にも使用することがあります。)

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